Hirokazu Nagata
防災プロデューサー
NPO法人プラス・アーツ理事長、デザイン・クリエイティブセンター神戸センター長
BOUSAI JOURNAL
BY HIROKAZU NAGATA
「もしも」の時に
必要な備えを考える
在宅避難と備蓄について
IFの製品は、防災プロデューサーの永田宏和さんに監修いただいています。プロダクトは、厳選した防災アイテムを収められるよう検証し、インテリアに適したデザイン、サイズに設計されています。
永田さんへのインタビューを通して、今必要な災害への備えのこと、在宅避難や推奨備蓄アイテムについて伺いました。IFに収納できるおすすめの備蓄品も、永田さんの解説とともにご紹介します。
防災プロデューサー
NPO法人プラス・アーツ理事長、デザイン・クリエイティブセンター神戸センター長
防災プロデューサー
NPO法人プラス・アーツ理事長
デザイン・クリエイティブセンター神戸センター長
1993年大阪大学大学院修了。2005年ファミリーが楽しく防災を学ぶプログラム「イザ!カエルキャラバン!」を開発。2006年NPO法人プラス・アーツを設立し、理事長に就任。現在、全国各地及び、中国、台湾、東南アジア、中南米など海外での防災教育普及に積極的に取り組む。東京メトロ、三井不動産グループ、無印良品、NHKなど企業・メディアが展開する防災啓発プロジェクトのアドバイザーも数多く務める。『第6回21世紀のまちづくり賞・社会活動賞』受賞、『第1回まちづくり法人国土交通大臣賞【まちの安全・快適化部門】』受賞。国際交流基金『地球市民賞』受賞。JICA理事長賞受賞。TBS「情熱大陸」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などテレビ番組にも多数出演。
Topics1備え次第で災害のダメージは減らせる
2防災大国日本だからこそできる備え
3在宅避難が推奨される理由
4自分事としてシミュレーションできるかどうか
5選び抜いた備蓄アイテムには理由がある
6備蓄品と備える量の大事な関係
1
備え次第で災害のダメージは減らせる
ー永田さんは、ご自身の体験や被災者の声に基づく調査など、さまざまな活動を通じて災害時に備えることの必要性を伝えられています。改めて、備えることの重要性について教えてください。
日本は災害大国です。大きな地震が頻繁に起こっているし、首都直下地震や南海トラフ地震というような大地震がいつ起こるかわからない時代を迎えています。加えて、この10年くらいの間で、台風、洪水、集中豪雨などの風水害も非常に増えていますよね。地震だけでも相当厳しい状況だったのが、さらに風水害が加わって、本当に安全な場所はないというくらい。日本に住んでいる以上、どこにいても何らかの自然災害に見舞われる可能性をはらんでいて、常に自然災害と隣り合わせなんです。
自然災害が起こると、流通が麻痺したり、電気、ガス、水道などの都市インフラをはじめ、色々なものが失われてしまうことを、過去の災害でみんな嫌というほど思い知ったはずです。だからこそ、備えなければいけない。災害そのものをなくすことはできないけれど、災害によるダメージは減らすことができる。ですから、そのために備えることは重要ですし、日本は備えられる国なんですね。
2
防災大国日本だからこそできる備え
ー「日本は備えられる国」ということですが、具体的にはどのようなことが挙げられますか?
日本は災害大国ですけど、防災大国ともいえるんです。たとえば、同じように災害の多い中国は、日本ほど防災グッズが潤沢に揃っていないんですよ。以前、ある防災プロジェクトで中国の四川州に3年ほど通いました。現地では、日本で売っているような家具転倒防止グッズや携帯トイレは売っていないし、非常食の種類も少なくて、防災グッズの開発にそんなに特化していないですね。
防災分野では日本は圧倒的に進んでいて、世界一だと思いますよ。災害が多いが故に、日本の防災分野は非常に発展していて、今回のIFの取り組みもそうですが、様々な防災関連商品が日々開発されて、本当にすばらしいものがたくさん出ています。だから、災害に対して「備えられる環境」にあるわけですよね。備える必要もあるし、たくさんの選択肢から防災グッズを選べて、備えることができるっていうことが、ものすごく重要なポイントだと思います。
備えるモチベーションとしては、自分自身の身を守るのもそうですが、ご家族がいればお子さんを守るとか、高齢者の方と同居してればお年寄りを守るとか、ペットがいるならペットを守るとか。守ってあげなきゃいけない対象が、自分の周りにいると思うんですよね。そういう守るべき対象がいるのであれば、より一層備える必要があるんじゃないでしょうか。
3
在宅避難が推奨される理由
ー災害時、家が危険な状態でなければ在宅避難の方がよいという考え方がもはや常識になっていると聞きます。それはどうしてでしょうか?
在宅避難に関しては、コロナ感染が広がって、在宅避難がより強調されるようになったことは事実なんですね。ですが、私たちNPO法人プラス・アーツは、コロナ以前から在宅避難を災害時の避難先として推奨していました。在宅避難をコロナ以前から推奨していたのは、避難所が全然よい環境ではないことがわかっていたからです。避難所に避難している人たちを支援されてきた行政職員の方たちは、みんな異口同音にこう言います。「避難所には、行かなくていいんだったら、行かない方がいい」と。それはどうしてかと聞くと、要するに環境が悪すぎるということなんです。「あんな所に高齢者が避難したら、せっかく災害で助かった貴重な命なのに、逆に体調を崩したりしますよ」というようなことをみなさんおっしゃっていました。
その原因はいくつかあります。まず一つは、騒がしくて落ち着かないこと。多くの方がひしめきあうように避難所に避難してくるので、避難所の中はとても騒然としていて、全然落ち着けない。
それからもう一つは、臭いがひどかったとおっしゃる方が多いです。みんな着の身着のまま逃げて来ているし、お風呂も入れないし、ペットを連れてきてる人もいたりして、様々な臭いが混ざり合っていて、異様な臭いだったという人が多いです。とても不快な感じですよね。
また、トイレも仮設トイレがなかなか設置されず、排泄できなくてとても困ったという話も聞きます。運動場に穴を掘ってそこにしていたり、仮設トイレが設置されても管理が悪く衛生的にもよくない。そういう環境になると、みんなトイレに行くのを控え始めるんですね。排泄しないというのは、即、体調を崩すことに繋がっていきます。
さらに1週間ぐらいを境に物資が届き始めると、取り合いの喧嘩や、あの人が多く取ったというようなつまらないことで、罵り合いとか殴り合いの喧嘩が起きてくるんですよ。そういう様子を見ているのがいたたまれない、と言って避難所から出ていった人もいたそうです。
このように、避難所は避難者にとっては快適ではない場所です。それどころか、劣悪な環境なんですよ。だから、家が無事であれば、 在宅避難の方がいいというのが、コロナ前からの定説だったんです。そもそも、首都直下地震や南海トラフ地震が起きた際の被災者はおよそ700万人から950万人と予想されているので、避難所がキャパ的に全然足りない状況にもなります。そこに、新型コロナウイルスの影響がさらに加わったことで、在宅避難の優位性が揺るぎないものになり、在宅避難が重要であることが、多くの方に認識されてきたんだと思います。
4
自分事としてシミュレーションできるかどうか
ー災害への備えの意識は高くても、実際に備蓄するといった行動に移せていない人も多いと思います。それはどうしてでしょうか?
災害を経験した人はもちろん自分事として捉えられるし、頭の中でシミュレーションできる人は容易に想像がついて、「備えなきゃな」と思えるんですよね。私は、コロナにかかって自宅隔離生活を体験しました。隔離生活をして、改めてこういうものが必要なんだなと、いろんなことにすごくリアリティーを感じることができたんですね。
たとえば、発症してから4、5日はお風呂に入れないとか、家族と洗面所を共有しない方がいいので歯磨きがしにくいとか、そういう状況になるので、その時に体拭き用ウェットタオルや口腔ケア用ウェットティッシュを備蓄していてとても重宝しました。それから熱が出ると水分を取らないといけないので、同じく備蓄していたペットボトルの水が役に立ちました。だから、医療介護用というか、感染対策として、コロナにかかった時の自宅内隔離用に、今回のIFに入れる備蓄品として推奨しているいくつかのアイテムが結構使えて有効なんだという実感がありました。
コロナも、実際に自分がかかってみないとわからないところがあって、なってみないとやっぱりどこか「自分は大丈夫」と思ってしまう。人の心理というのはそういうものなんですよね。災害も同じで、経験した人はリアルに備えの重要性を認識できるんだけど、経験しないと自分事にならない。でも、災害が起きてからでは遅いわけです。
在宅避難のために備えましょうって言っても、なかなか備える行動につながらないとしたら、それはまだ当事者意識になれていないというか、自分事としてリアリティーを持てていないんだと思うんですよね。でも、もうそんな悠長な状況ではないですよ。災害はいつ起こってもおかしくないし、リスクも高まっているわけですし。災害が起きる前に、そのリアリティーをどうやって持ってもらうのか。それは、やっぱり実際にあった人の体験をしっかりと伝えていくしかないのかなと。想像をはたらかせて災害時のことをシミュレーションできたら、在宅避難に備えるとか、備蓄することが確かに必要だって思ってもらえるはずです。いかにリアリティーを持って考えてもらえるかが重要なんですよね。
5
選び抜いた備蓄アイテムには理由がある
ー IF では、おすすめの備蓄アイテムを永田さんに選定いただきました。防災用品は多数販売されていますが、永田さんは、明確な選定理由をそれぞれのアイテムで説明されていますね。
私たちは、防災アイテムの推奨ポイントをきちんと伝えるようにしています。なぜそのアイテムが必要なのか。被災者の体験から導かれた、被災地で災害時に本当に役に立つもの、必要なものを選び抜いてセレクトし、その必要な数量、機能も合わせて伝えています。そのセレクトしている背景の理由をしっかりと届けてあげることが重要で、そうすることによって、災害時ってこうなるんだ、だからこのアイテムが必要なんだということが、とてもリアルに伝わり理解してもらえるんです。
たとえば、両手を使えるようにする必要があるから、懐中電灯ではなくヘッドライトなんですよと説明されて、初めて人は「なるほど」と納得するわけです。人を救助する時も両手を使うし、夜暗い中で救援物資を運ぶお手伝いをする時にも両手が必要になる。「そういう状況になる」とイメージができた人が、だからこれを備えないといけないんだと思えるんですよ。
そこまでセレクトした理由を丁寧に伝えないと、防災グッズを揃えようとは思わないですね。備蓄品として必要なものと、必要な数量をわかっている人はまだまだ少ないので、現状、充分な備えができていない人がとても多いわけですよね。
<永田さんのおすすめの備蓄品>
各アイテムとその推奨理由は、本インタビュー末尾の「在宅避難のための推奨備蓄品セレクト」で詳しくご紹介しています。
6
備蓄品と備える量の大事な関係
ー備蓄品については、何を備えるのかに加えて備蓄量も大切と伺いました。その理由を教えてください。
備蓄量に関しては3つのポイントがあります。
一つは、インフラが止まること。災害時、飲み水やトイレなどのベースになる上下水道が復旧するまでに1ヶ月以上かかるという想定がされています。電気は2日から1週間ぐらい、ガスは1か月ぐらい止まる。そういう中、そもそも当たり前にひねったら出ていたものが1ヶ月ぐらい供給されなくなるんです。トイレが1ヶ月使えない、飲み水が出ない状況を想定して、水、携帯トイレ、口腔ケア用ウェットティッシュといったものが、その止まっている期間分必要になるという話ですよね。
二つ目は、インフラが止まった後、それを補う救援物資がいつ届くのかということです。現在の定説では、大災害の時には、7日間は救援が来ない、物資が届かない状況になると想定されているんですよ。以前は、3日間と言われていましたが、3日では来ないです。2013年に国が7日間備蓄の必要性を発表しました。飲み水や食料の備蓄が1週間分と言われているのは、被災後1週間は、自分で備えて耐えてくださいということなんです。救援物資は1週間ほど経ったらようやく届き始めますよ、という一つの基準ですね。
三つ目は、災害が起きてからは足りない分の補充はできないということです。災害時は、流通も一定期間止まりますね。スーパーやコンビニから、一瞬で物がなくなるんですよ。だから、その時買い足すとか、買いに走るというのはナンセンスです。買い足しができないので、予め備えておく必要があるわけです。
1ヶ月分の備えというと結構な量が必要なんじゃないかとイメージできますよね。では、それをどこにどうやって備蓄するのか、その解決策の一つとして「IF」という選択肢があるんじゃないかと思います。
Stock
在宅避難のための
推奨備蓄品セレクト
防災プロデューサー・永田宏和さんが推奨する在宅避難のために必要な備蓄品をご紹介します。各アイテムがなぜ必要なのか、その理由も解説いただきました。いずれの備蓄品も、Amazon等身近なオンラインストアで購入できます。
志布志の自然水 非常災害備蓄用 2Lペットボトル
1人分の推奨個数:7本(1日2L×7日分)
のどの渇きを感じたら、すでに「脱水」がはじまっている証拠です。そうなる前に水分をとれるよう、水は1人1日最低2リットル、7日分程度を用意しておきましょう。
総合サービス サニタクリーン トイレ処理袋
1人分の推奨個数:20枚入り×1パック(7日分)
地震で排水管が破損し汚水が室内にあふれ出てしまうことがあるため、排水管の安全が確認できるまではトイレは流さず、便器に携帯トイレを被せて使いましょう。この商品はオムツに使われている吸水シートと袋が一体になっており、洋式便器に被せるだけで簡単に使用できます。また、袋が自立するため便器なしでも用を足せます。
和光堂 Oral plus オーラルプラス 口腔ケアウェッティ マイルド
1人分の推奨個数:100枚入り×2本(1ヶ月分 / 約180枚)
災害後、水道が止まると歯みがきができなくなり感染症などにかかりやすくなるため、口腔ケアは必須です。この商品は、災害時に以下の3つの使用方法があり便利です。 ①歯をみがける、②お箸やスプーンなどを拭ける、③手や体も拭ける。保存期間が3年なので、日常的に使いながら補給するローリングストックをしましょう。
ハイマウント(HIGHMOUNT) からだふきボディタオル
1人分の推奨個数:3パック(1ヶ月分)
水やガスが使えずお風呂に入れない避難生活の中で、体を衛生的に保つための必需品。防災用備蓄品として5年の長期保存が可能で、1人でも背中がふける大判サイズのウェットタオルです。無着色、無香料、ノンアルコール。
GENTOS LED ランタン(明るさ360ルーメン)エクスプローラー EX-V777D
1人分の推奨個数:1台(1家庭に最低3台)
向けた方向しか照らせない懐中電灯と違い、部屋全体を明るくできるため室内照明として有効です。リビング・キッチン・トイレ用に1個ずつあると便利です。 1人暮らしの場合は、持ち歩いて使用すればよいので1台でもOKです。
※電池(単1×3個)は別売り
エアージェイ 単3乾電池式 800mA ホワイト BJ-USB
1人分の推奨個数:1台(1家庭に人数分)
スマートフォンは、家族の安否確認、ニュースなどの情報収集、ラジオを聴く等々、在宅避難時の必須アイテムとして欠かせません。また、ライト機能を使ってペットボトルを照らせば明かりとしても活用できるので、電池も含めて備蓄しておくと安心です。
※電池(単3×4個)
パナソニック FM-AM 2バンドレシー バー ホワイト RF-TJ20- W
1人分の推奨個数:1台(1家庭に1台常備)
コンパクトで、乾電池がなくても使える手回し充電式ラジオです。USB電源で携帯電話・スマートフォンの充電も可能でとても便利です。
※電池は別売り
パナソニック エボルタNEO
1人分の推奨個数:電池使用の備蓄品1個につき3回分
推奨備蓄品の中でも、ランタン(単1×3本)、ヘッドライト(単4×3本)、スマートフォン用充電器(単3×4本)でそれぞれ3回分は使える本数を備蓄しておくと安心です。他に、自分や家族に必要な備蓄品で電池を使用するものがあれば、同じく3回分を目安に備蓄しましょう。
イワタニ カセット フー 達人スリム (うす型コンロ / 高さ74mm)CB-AS- 1
1人分の推奨個数:1台(1家庭に1台)
ガスが使えない避難生活の中で、温かい食事をとるための必需品です。カセットガスボンベとセットで備えておきましょう。
イワタニ カセット ガス オレンジ CB 250-OR
1人分の推奨個数:3本組×5セット(1ヶ月分)
1本で約60分使用可能です。中身のガスは変質しませんが、缶の部品が劣化するので6~7年が使用期限です。普段から鍋料理やキャンプで使用するなど、消費して補給するローリングストックで備蓄しましょう。
アマノフーズ フリーズドライ 12食 セット
1人分の推奨個数:24食(7日分)
フリーズドライ食品は、次の特徴があり有効です。 ①少量のお湯で元の状態に戻り、温かい食事をとれる、 ②災害時に不足しがちな野菜の栄養素が摂れる、③バリエーションが豊富で好みの味を選べる。最初の3日間は冷蔵庫や買い置きの食材を食べてしのぎ、4日目ぐらいからフリーズドライ食品などの非常食を食べましょう。
日本サニパック スマートキッチン保存袋 Mサイズ マチ付き 半透明 50枚
1人分の推奨個数:50枚程度常備
手に被せると、応急手当時の感染防止になります。断水して水が出ないとき、食材を入れて調理すれば衛生的です。また、食器に被せれば洗う水の節約にもなります。
サランラップ 30cm×50m
1人分の推奨個数:2本
食器に被せれば洗う水を節約できます。品質が悪いと熱いものを入れたときに溶けてしまうこともまれにあるので、耐熱性のメーカー品がおすすめです。応急手当の止血の際にも活用できます。
日本技研工業 タフなゴミ袋 半透明 45L 50枚 TA-5
1人分の推奨個数:50枚程度
主には、携帯トイレを使い切った後のサバイバルトイレの材料として使います。その他にも、汚れたバケツやダンボール、リュックに被せれば「水の運搬」に使えます。手作りポンチョの材料にもなります。
無地新聞紙
1人分の推奨個数:朝刊10日分程度
印刷をしていない新聞紙の原紙である更紙です。1枚の用紙サイズは、新聞紙2ページ分(サイズ810mm×545mm)。新聞紙はサバイバルトイレの材料をはじめ多用途に使用でき、日常生活で、ペットシーツや子どもの落書き用、梱包資材としても利用できます。
和光堂 Oral plus オーラルプラス 口腔ケアウェッティ マイルド 30枚入り
1人分の推奨個数:30枚入り×6パック(1ヶ月分 / 約180枚)
災害後、水道が止まると歯みがきができなくなり感染症などにかかりやすくなるため、口腔ケアは必須です。この商品は、災害時に以下の3つの使用方法があり便利です。 ①歯をみがける、②お箸やスプーンなどを拭ける、③手や体も拭ける。保存期間が3年なので、日常的に使いながら補給するローリングストックをしましょう。
上記に加えて、準備しておくとよい備蓄品として、保冷アイテムがあります。停電で冷蔵庫が使えなくなったとき、保冷剤を入れて臨時の冷蔵庫にできるクーラーバッグは、災害時だけでなく、キャンプなどのアウトドアでも活躍するアイテムです。食材の上に置いて保冷効果を高める保冷剤と合わせて備蓄しておくと安心です。